ODAとの関係
ODAは円借款と無償資金協力に大きく分けられますが、日本の企業だけに実施する所を限るタイド案件の場合、ほとんどが無償資金協力となっており、第二の公共事業などと呼ばれたりもします。そのためか、公共事業の様に政治家に献金をして受注のための便宜を図ってもらったのではないかと疑われるような案件もあり、本来は閣議決定や国際協力事業団といった団体の調査が必要な国家間援助がそうしたプロセスを経ないで入札されるなどの問題が発生しています。
ODAとは
ODA(政府開発援助)は、先進国が技術や資金で発展途上国の発展を援助することを言います。建設業界の場合、海外建設の受注に占めるODAの割合は1割にも満たない程度ですが、政治との関係からその存在は重要となってきます。