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多重下請けの仕組み

建設業界では、発注者から直接注文を受ける業者を元請け業者と言います。元請け業者は受注した工事を鉄筋工事や伝に通信工事などの業種に合わせてそれぞれの専門業者に発注します。これを1次下請けと言いますが、工事によっては5次以上の下請けとなる場合もあるようです。大手のゼネコンでは協力会を作り、下請け業者を囲い込んでいましたが、近年の大手各社の経営危機などを受けて下請け業者も工事を請け負う先を分散させるなどしているため以前ほどの結束は無くなっているようです。

元請けの役割

元請け業者はスケジュールを管理したり資材を調達したりと様々な仕事をしなければなりません。また、全ての工事代金が支払われる工事完了までの間に、下請け業者に対して運転資金を渡す金融機関の様な機能も求められます。