新工事発注制度

建設業界では通常、一括請負方式が取られ、発注した工事の全てはゼネコンに一任されます。そのため、発注者には実際に工事にかかっているコストなどがわかりませんでした。しかし、バブル崩壊に伴い発注者側の意識が変わり、よりコストを気にするようになりました。そこで、下請けの専門工事会社と個別に契約を交わすCM方式やPM方式が取られるケースが増えてきました。また、繰り返されるゼネコンの汚職事件による不信感もCM方式、PM方式の広まりを後押ししたと言えます。

CM方式、PM方式

CMはコンストラクションマネジメント、PMはプロジェクトマネジメントのことで、いずれもコンストラクションマネージャーと契約を結び、発注者が持っていない契約に関する知識を補助してもらいながら工事を進める方式です。 CMには構想や企画が含まれず、PMには含まれるという違いがあります。