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公費抑制はできるのか?

公共事業では、経費の高さや採算が無視されてしまう場合が多く、計画当初と目的が変化していたり、代わりの方法があるのに最初の計画のまま通そうとする不合理な物が散見されます。そうした状態を解決するため、1999年にPFI(プライベートファイナンスイニシアチブ)法が作られました。PFIは民間の経営能力や資金を使って、公共施設の管理運営や建設を行う手法です。公共サービスの効率化が行われ、運営コストが減ることにより公費の削減が見込まれます。

PFIの問題

日本の公共事業の場合、事前と事後の評価は制度化されているため、市民が比較的チェックしやすい構造になっています。しかし、PFIを採用すると、事業主体が民間に移るため工事が始まってしまうと市民によるチェックがしづらくなるという欠点があります。